2/4(日) 京都サイエンスフェスティバルにてSceNERIUM公開!

SceNEプロジェクトおよびプロジェクトメンバーが制作したアート作品をエアドームを使って上映します。お近くの方はぜひ、お立ち寄りください。

第18回 科博連サイエンスフェスティバル

日 時 令和6年2月4日(日)10:00~16:00

場 所 京都市青少年科学センター及び京エコロジーセンター

参加費 入場料のみ(京エコロジーセンターは入場無料)

※ 京都市内在住又は通学の小・中・高・総合支援・民族学校の児童生徒は入場料無料

SceNEプロジェクト 展示内容

SceNERIUM(セナリウム)は人と自然のシーンをアートを通じて体験するドーム空間です。海から星空を見上げながら航海をした人々の冒険を巡るプラネタリウム「星に導かれて〜タヒチからハワイへの航海術〜」とサンゴの化石を水に沈めたときに聞こえてくるサンゴの声を元にした「珊瑚紋様」の2つの作品を上映します。

展示企画:総合地球環境学研究所/喜界島サンゴ礁科学研究所

Audio-Visual Work 「Coral Patterns /珊瑚文様」

炭酸カルシウムを成分とするサンゴ骨格は、サンゴの種類によってさまざまな内部構造をもっています。また、海洋のさまざまな環境特性や変化がサンゴ骨格が成長する過程に作用するため、サンゴ骨格は、膨大な過去の環境を記録しているともいわれています。

喜界島サンゴ礁科学研究所では、サンゴ骨格の内部の微細空間や密度、結晶構造などが観察され、解析されていますが、あらたに音響という側面からサンゴ骨格を解明する方向も模索されています。生体的なサウンドアートの領域で表現活動する藤枝守の提案として、サンゴ骨格を水中に沈めて、骨格内部から放出される気泡を水中マイク(ハイドロフォン)によって収録する方法によって、骨格の内部構造の一端が音響として明らかにされるかもしれません。

《サンゴの声》というサンゴ骨格を音響化した作品は、今年の7月にサンゴ礁科学研究所において、5000年前のハマサンゴの骨格などを水中で収録した音源を素材にしています。このようなサンゴ骨格の音響からは、微妙に変化しながらも周期性をもったパターンを聴き出すことができます。今後は、この周期的な音響パターンとサンゴ骨格の内部構造や密度、成分などとの関連を解明することになります。

ディレクション:藤枝 守(九州大学名誉教授/SceNEプロジェクト),渡邊 剛(総合地球環境学研究所/北海道大学),山崎 敦子(名古屋大学/喜界島サンゴ礁科学研究所)

制作:マイルストーン アート ワークス/喜界島サンゴ礁科学研究所

星に導かれて 〜タヒチからハワイへの航海術〜

ストーリー:ハワイを旅行中のソラは、不思議な老人カフナと出会い、大昔に、新たな移住地を求め、果敢にも木彫りのカヌーで大海原へ漕ぎ出した人々がいたことを知る。 彼らは、星や太陽、風や鳥の動きなど、自然の変化を読み解く独自の航海術を使い、島々を往来していた。常に危険を伴いながら自然相手の油断できない旅。昔の人たちの勇気ある想いに触れて、次第に前向きな気持ちを取り戻していくソラ。さあ、カヌーに乗って、大昔のタヒチから大冒険に出発しよう。

■監修  後藤 明 氏(南山大学、人類学研究所、特任研究員)
■企画  公益財団法人つくば科学万博記念財団(つくばエキスポセンター)
■制作  株式会社 イーハトーヴ
■声優  カフナ役 楠見 尚己 氏 / ソラ役  大谷 祐貴 氏 / カイ役  杉山 太一 氏

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