Project MOANA _Migration to remote Oceania reconsidered from Atmospheric and Aquatic environments
ワークショップ「中世の気候異常期におけるエルニーニョとリモートオセアニアへの人類拡散」
日時:2023年6月10日(土)14:00-16:30
場所:名古屋大学 環境総合館 レクチャーホール
人類初の長距離航海を成功させた古代ポリネシア人は、西暦1000年頃にリモートオセアニアへ進出しました。その移動経路は、考古学や人類学的に検証され明らかになってきましたが、それまで2000年もの間、ニアオセアニアに停滞して拡散をしなかった人類が、なぜリモートオセアニアへ進出をしたのか多くの謎が残っています。長距離航海を可能にした要因の一つとして、当時の熱帯太平洋域における気候および海洋環境要因が考えられてきましたが、当時の詳細な記録は残っていません。本プロジェクトでは、中世のサンゴ化石を用いて当時の気候や海洋環境を明らかにし、人類がリモートオセアニアへ移動した謎に迫ります。
今回のワークショップでは、共同研究者であり、ポリネシアの考古学・人類学のパイオニアである後藤 明 先生、ポリネシア人の祖先であるラピタ人の考古学の第一人者である石村 智 先生、造礁サンゴ骨格による古気候・古海洋研究をリードする渡邊 剛 先生をお招きして、これまでの人類学・考古学的知見、サンゴ骨格の古気候・古海洋学的指標と古気候学的な知見を共有し、本プロジェクトで再検証すべき事項を議論します。
本来はクローズドで実施しようと思っておりましたが、本分野において第一人者である先生方がいらっしゃる機会ですので、現地の会場を公開することにいたしました。どなたでもお楽しみいただけるように、一同準備しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加いただき、一緒に議論をしていただければ幸いです。
日時:2023年6月10日(土)14:00-16:30
場所:名古屋大学 環境総合館 レクチャーホール
プログラム
『モアナと伝説の海』と中世気候異常期の謎:ポリネシア人の第2期大航海時代の考察
後藤 明 (南山大学人類学研究所)
リモートオセアニアにおける中世気候異常期とAD1300イベント:パトリック・ナンによる仮説の再検討
石村 智(東京文化財研究所)
高解像度サンゴ記録から読み解く海と空、ヒトの記憶
渡邊 剛 (北海道大学 / 喜界島サンゴ礁科学研究所)
中世気候異常期のエルニーニョ/Project MOANA
山崎 敦子 (名古屋大学 / 喜界島サンゴ礁科学研究所)
総合議論
※本ワークショップは科学研究費補助金基盤研究B「中世の気候異常期におけるエルニーニョとリモートオセアニアへの人類拡散」により実施します。
