季刊 iichiko “特集 島の自然と文化学”に寄稿しました

季刊iichiko 春 No.158 特集「島の自然と文化学」に寄稿する機会をいただきました。

屋久島、奄美群島を研究する先生方のそれぞれの視点で、自然とその元で育まれた文化が語られており、共感とアイデアの両方を得られる特集です。飛行機の中で読み始めたら、あっという間に2時間経ってしまいました。

テーマについて何でもどんな形でも書いて良いという季刊 iichiko。論文に残らない研究者の姿や頭の中が見えるんだなと気づきました。このスタイルを40年近く続けているのがすごいですね。

喜界島に研究所を作って起こったことを残していかなければならないなとずっと考えていたので、私の個人的な視点で、喜界島とのはじまりについて書きました。8年経って研究所を”作る”フェースが終わったから書けるようになったのかもしれません。今後もこんな風にまとめて行きたいという実験的な原稿になりました。

自分語りが下手くそなので、何を考えているのか見えるように苦労しながら書きました。ご笑覧いただければ嬉しいです。

季刊 iichiko 第158号

特集 島の自然と文化学
●田中俊徳 島の空気は、人を自由にする
●山極壽一 島の未来可能性
●小野寺浩 屋久島環境文化村構想
●矢原徹一 九州と沖縄の自然と文化
●湯本貴和 屋久島の郷土食 :
生物文化多様性からみた地域の食文化とその意義
●高橋そよ フォトエッセイ はざまを生きる島の時間
●山崎敦子 さんごの島
●田中俊徳 自然保護法制をめぐる島と世界の重層性


●大橋洋一 両方になる─文学と歴史との相互作用構造(2)
●兵藤裕己 言文一致体という「近代」
─樋口一葉の和歌、萩原朔太郎の「詩語」をめぐって(2)
●浅利 誠 述語制言語の日本語とコプラ【連載10】
「コプラ」と「なり」の非対称(1)
●【カラー特集】Gaziantep ガジアンテップに息づく⾷⽂化と⼈びと
●河北秀也 九州の場所

https://www.iichiko.co.jp/design/library/?year=2023

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